財形貯蓄は、金利(利率)、利子等の非課税扱い、住宅融資制度の利用などのメリットがあります。一般、年金、住宅の3つの財形貯蓄について、銀行(東京三菱UFJ、みずほなど)、生命保険会社などの利率・金利、メリットなどを比較し、資金づくりを。
財形貯蓄制度には、一般、年金、財形の3種類あり、それぞれに内容、条件が異なります。
一般財形は、何に使うか、目的を限定しておらず、1年たてば、いつでも好きな時に払い出せ、自由に使えることができます。
財形タイプは、60歳以降に年金として受け取るための老後の資金づくりが行え、住宅タイプは、マイホームの新築・購入、増改築など、住宅資金づくりのための金融商品です。ただ、勤務先の企業がこの金融制度を導入していなければ、加入することができません。
財形の金利利率ですが、期日指定預金並、もしくは有利な金利設定の5年ものの利付金融債を運用商品としているケースも多く、一般預金金利と比較して幾分高くなっています。
2008年1月現在の金利利率は、銀行では、期間5年で、0.5〜0.7%前後が多いようです。
メリットは、金利利率だけでなく、給与天引きで、知らず知らずのうちに無理なく貯金ができこと、非課税制度が利用できるなどトータル的なメリットが大きいと言えます。
一般財形の金利には、一般金融商品同様、原則20%の源泉分離課税が適用されます。それに対し、年金と住宅タイプは、合計元本550万円まで利子などが非課税扱いです。
財形タイプは、60歳以降に年金として受け取るための老後の資金づくりを目的とし、住宅貯蓄とあわせ貯蓄残高550万円まで利子等に税金がかかりません。(保険等の貯蓄商品の場合は、払込額385万円までが非課税となります。)
同様に、住宅タイプは、マイホームの新築・購入、増改築などを目的とするもので、 年金タイプとあわせて貯蓄残高550万円まで利子等が非課税となります。
ただし、財形年金、財形住宅とも、目的(年金や住宅)以外の払出しを行う場合、非課税扱いにはならないので、注意が必要です。
「貯蓄型」の場合は過去5年間の利子に対して20%の源泉分離課税、「保険型」の場合は積立開始からの利子全額が一時所得扱いになります。
都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫、労働金庫、証券会社、生命保険会社、損害保険会社などが代表的な取扱い金融機関です。
財形貯蓄制度を導入している会社では、事業主が勤労者1人あたりに対し、年間10万円を上限に拠出を行っています。
また、財形貯蓄に加入している勤労者が、マイホームの新築・購入、増改築などで、住宅資金が必要になった場合、一定の条件を満たせば、住宅金融公庫などから、最高4,000万円まで住宅資金の融資が受けられます。
財形貯蓄制度のメリットをまとめると、勤労者は、給与や賞与からの天引で、知らず知らずのうちにムリなく貯蓄出来る、年金と住宅をあわせて元本550万円までは利子等が非課税になる、マイホームづくりやお子さまの進学資金の融資制度を利用できる、などの点があります。
会社(事業主)にとっても、従業員の福祉の充実、雇用の安定、労使協調が図られるなどメリットがあります。
財形貯蓄制度は、勤労者が転職した場合でも、退職後1年以内に転職先の事業主を通じて申し出れば、財形住宅貯蓄を転職先での新契約へ移し変えることができます。